はじめに 分譲住宅を検討している方にとって、「価格」「立地」「見た目のデザイン」は大きなポイントかもしれません。しかし、実際に住んでみてはじめて見えてくる“住環境のリアル”もあります。今回は、私が実際に体験した住協の分譲住宅における工事被害と、対応の実情について記録としてまとめます。
工事騒音の毎日:生活が破壊される 私の家の周辺では、住協の分譲住宅の工事が日々進められていました。朝から夕方まで響き渡る重機の音、振動、金属音――とても「家で落ち着いて過ごす」ような環境ではありません。工事時間も、日によっては8時前からスタートし、休日も構わず作業されることがありました。
当初は一時的なことだと我慢していましたが、棟上げ以降の外壁工事、屋根工事、外構工事と、音の質が変わっても騒音は途切れることがありません。工事が進んでも「静かになる」はずの希望は裏切られ、生活のストレスは限界を超えていきました。
掃除機が壊された。誠意のない対応。 工事中、作業員によって私の掃除機が壊されるという出来事がありました。玄関付近での作業中に倒された形跡があり、事実を報告しましたが、住協からは「調査します」と言ったきり、誠実な対応はありませんでした。弁償などの具体的な話もなく、結局泣き寝入りのような形で終わってしまいました。
ほこり・タバコの被害も深刻 それだけではありません。施工現場からは大量のほこりが舞い込み、室内の空気環境にも悪影響を与えていました。さらに、現場作業員によるタバコの煙や吸い殻が敷地内に漂ってくることもしばしば。分譲住宅という名の「新しい街」を作っているはずの場所から、健康を害するような行為が日常的に行われている現実に、大きな失望を感じました。
売値と原価のギャップ:ぼったくりの構造 さらに不満なのは、販売価格と建築原価のギャップです。建売住宅の多くは、建築コストを極限まで削った仕様で作られています。大量仕入れによるローコスト化は理解できますが、それにしても「原価1,000万円前後の建物」が、土地とセットで3,500万円以上で売られる構造には疑問を持たざるを得ません。土地も安く仕入れて高く売る――利益を出すのは当然としても、その差があまりにも大きいのです。
アフターサポートと信頼性の欠如 住協に対する不満は、単なる工事中の問題だけではありません。完成後のアフターサポートも不十分で、問い合わせへの対応も鈍く、「売ったら終わり」という印象が強く残りました。住宅購入は人生の中でも最も大きな買い物のひとつ。それに対する責任感や配慮が感じられなかったことが、最も残念でした。
最後に:これから購入を考える方へ もし、これから住協の分譲住宅を検討されている方がいれば、どうか慎重に判断していただきたいと思います。外観のデザインや立地だけでなく、施工中の環境やアフター対応まで含めて、納得のいくまで確認することをおすすめします。
私のような経験をする方が一人でも減るように、この情報が少しでも参考になれば幸いです。
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