インターネットの高速化が進む中、J:COM光の10Gbpsプランを契約し、高速通信環境を期待していたものの、実際には「速度が遅い」「5%も出ない」といった問題に直面するケースが増えています。私もその一人でした。
本記事では、実際にJ:COM光10Gbpsを導入した体験談をもとに、期待と現実のギャップ、試した改善策、サポート対応の実態について赤裸々に公開します。
1. J:COM光10Gbpsを契約した理由
私がJ:COM光10Gbpsを契約した理由は以下の通りです。
- これまでの回線(1Gbps)が混雑時に遅く感じたため、より高速な回線を求めた。
- 公式サイトで「超高速10Gbps」「快適なネット環境」といった宣伝文句を見て魅力を感じた。
- 他の光回線と比較して、料金がそれほど高くなかったため、試してみる価値があると思った。
しかし、これが予想外の結果を招くことになりました…。
2. 実際の通信速度は?期待と現実のギャップ
J:COM光10Gbpsを契約した直後、さっそくスピードテストを実施しました。
📌 実測結果(LANケーブル接続・有線)
- 下り(ダウンロード): 最大でも500Mbps(10Gbpsのわずか5%)
- 上り(アップロード): 80〜150Mbps(1Gbpsの10〜15%)
📌 Wi-Fi環境(最新のWi-Fi6対応ルーター使用)
- 下り(ダウンロード): 100〜300Mbps
- 上り(アップロード): 50〜100Mbps
「10Gbps」という名前とは裏腹に、実際の速度は全く及ばないものでした。
3. 試した改善策とその結果
速度改善のため、以下の対策を実施しましたが、劇的な変化はありませんでした。
✅ 高性能LANケーブル(CAT8)に交換
→ 効果なし(速度変化なし)
✅ Wi-Fiルーターを最新のWi-Fi 6E対応モデルに変更
→ Wi-Fi速度が若干向上(+50Mbps程度)が、期待するレベルには程遠い
✅ 有線接続に変更し、ネットワークアダプターを10Gbps対応にアップグレード
→ 最大500Mbps前後で頭打ち(そもそも回線側の問題?)
この時点で、「これは機器の問題ではなく、J:COMの回線自体の問題では?」と疑い始めました。
4. J:COMカスタマーサポートに問い合わせた結果
J:COMのカスタマーサポートに電話し、速度が出ないことについて問い合わせました。
📞 問い合わせ内容と対応
🔹 オペレーターの回答
- 「速度は環境や接続機器による影響を受けるため、一概には言えません」
- 「ベストエフォート型(最大10Gbps)であり、常に10Gbpsが出るわけではありません」
- 「障害情報は確認できませんが、利用者の多い時間帯は速度低下が起こる可能性があります」
🔹 最終的な結論
- 10Gbpsという表記は理論値であり、実際には出ないことが普通
- 特にJ:COMは回線混雑時に速度低下しやすい
- 解決策は特になく、改善される見込みも薄い
正直なところ、「それなら最初から『10Gbps』と謳わないでほしい」と思いました。
5. 他社の光回線と比較してどうなのか?
J:COM光10Gbpsに不満を感じたため、他社の光回線とも比較しました。
✅ フレッツ光クロス(NTT)
- 10Gbpsプランを契約している知人の実測値 → 7Gbps以上を確認
- 全国的に安定した速度が期待できる
✅ auひかり10G
- 関東・関西エリアでは比較的安定した速度(5Gbps以上)
- J:COMと同じKDDI系列でも、回線品質は異なる
結論として、J:COM光10Gbpsの実力は他社と比べても見劣りすると言わざるを得ませんでした。
6. 最終的な結論と今後の対応
私の体験から、J:COM光10Gbpsを検討している方へ以下のポイントを伝えたいと思います。
❌ J:COM光10Gbpsのデメリット
- 実測値が10Gbpsどころか1Gbpsにも届かない
- 高性能機器を導入しても改善しない
- サポート対応は曖昧で、具体的な解決策はなし
✅ 改善策としてできること
- 本当に10Gbpsが必要なら他社の回線を検討する(フレッツ光クロス・auひかり)
- J:COM契約前に、エリアごとの口コミを調べる
- 既存のJ:COM契約者は、1Gbpsプランのままで十分かも
結論として、J:COM光10Gbpsは「名前負け」しており、実際には5%以下の速度しか出ないケースが多いというのが私の実体験です。
J:COMの回線を検討している方は、ぜひ慎重に判断してください!
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