「ロースタリー東京って正直どうなの？なんでこんなに高いの？」
そう思う方もいるかもしれません。
この記事では、スターバックス リザーブ ロースタリー東京に実際に行った体験をもとに、有料席の価値や高級パンの味、桜の季節の雰囲気など、“ちょっと気になる違和感”をリアルに徹底検証します。
ロースタリー東京ってどんな場所？まず知っておきたい基本情報
スターバックス リザーブ ロースタリー東京は、2019年に中目黒に誕生した、スタバの中でも特別な位置づけの旗艦店です。通常のスタバと違い、「焙煎・抽出・提供」までを一つの施設内で行う“コーヒーの劇場”のような空間で、五感をフルに使ってコーヒー体験を楽しめるのが特徴です。
建築デザインは世界的建築家・隈研吾氏が手掛けており、目黒川沿いに佇む4階建ての木造風の建物は、外観からして「映える」存在感があります。春になると川沿いの桜並木が見ごろを迎え、花見の名所としても注目を集める立地です。
店内は1階がベーカリーとメインバー、2階が紅茶専門の「ティバーナ」、3階がカクテルが楽しめる「アリビアーモバー」、そして4階がイベントや会員制ラウンジと、階ごとにテーマが分かれています。各フロアは吹き抜けになっていて、中央にそびえる巨大な焙煎機と銅管がインパクト抜群です。
SNSでよく見かける「写真映えスポット」や「限定メニュー」も多く、スタバファンだけでなく、観光気分で訪れる人にも人気です。しかしその一方で、「混雑しすぎてゆっくりできない」「高すぎて落ち着けない」という声もあり、期待値が高い分、ギャップを感じる人も少なくありません。
ロースタリーはなぜ“高い”？価格に対するリアルな評価
ロースタリー東京に初めて行った人の多くが驚くのが、その価格帯です。ドリップコーヒー1杯で1,000円前後、ラテやカクテルはさらに高く、ペストリーやパンとセットにすると2,000円を超えることも珍しくありません。通常のスタバと比較しても、明らかに「特別価格」となっているため、「え、なんでこんなに高いの？」と疑問に思うのも無理はありません。
この価格設定には理由があります。まず、使用している豆は「スターバックス リザーブ」と呼ばれる希少かつ高品質な豆で、収穫や焙煎にもこだわりが詰まっています。また、店内で使われる器や抽出方法も一つひとつに物語があり、バリスタたちの技術や知識のレベルも通常の店舗以上です。まるで“高級コーヒーのエンタメ施設”という位置づけなので、提供価格もそれ相応ということなのでしょう。
とはいえ、実際に飲んだ印象としては「確かに美味しいけど、値段ほどの感動はない」と感じる人も少なくありません。内装や体験全体で見れば価格に納得できるという意見もありますが、「コーヒー1杯で1,000円超えるなら、もっと静かなカフェでゆっくり飲みたい」と考える人も一定数います。
また、価格と並んで気になるのが“コスパ”です。たとえば、他店では同価格帯でサービスや空間の快適さが保証されているところもありますが、ロースタリーでは混雑や行列、席の確保の難しさがストレスになる場合もあります。そのため、「値段に対しての満足度は期待値次第」というのが実際のところです。
結論としては、ロースタリーの価格は“特別な体験”に対するもの。カフェというよりテーマパークや高級ホテルのラウンジに近い位置づけだと考えると納得感が増すかもしれません。
桜の有料席って実際どうなの？期待と現実のギャップ
ロースタリー東京が特に注目を集めるのは、春の桜シーズンです。目黒川沿いの満開の桜を眺めながらコーヒーが飲めるとあって、例年3月下旬〜4月上旬には大混雑となります。そんな中、「桜が見える有料席」というプランが登場し、「優雅に桜を見られるなら…」と期待して予約する人も少なくありません。
この有料席は、基本的に予約制で、1名あたり数千円前後のチャージがかかることが多いです。場所や時間帯によってはドリンクやスイーツがセットになっていることもあります。一見すると「ちょっと高いけど、落ち着いて花見できるならアリかも」と思えますが、実際に利用した人からは「思ったより桜が見えない」「席が狭くて落ち着かない」「値段の割に特別感がない」といった声が聞かれることもあります。
有料席の場所によっては、桜の木が窓の真正面にない場合もあり、視界を遮る建物や木々の枝があると、せっかくのお花見気分も半減してしまうのです。また、混雑期はスタッフも忙しく、ホスピタリティ面で十分に対応できていない場面もあるようです。
もちろん、「静かに桜を見ながら贅沢な時間が過ごせた」と満足する人もいます。席が確保されている安心感や、限定のメニューを楽しめる点は評価されています。ただし、その満足度は「どこまで桜に期待するか」「静かさや快適さを求めるか」によって大きく左右されるようです。
桜の季節にロースタリーを訪れる際は、必ずしも“絶景の花見体験”が保証されているわけではないという前提で、有料席の価値を見極めることが大切です。
高級パン、見た目は良いけど…味や満足度は？
ロースタリー東京の1階には、イタリア・ミラノ発祥の高級ベーカリーブランド「プリンチ」が併設されています。おしゃれなガラスケースにずらりと並ぶパンやペストリーは、どれも彩り鮮やかで、“写真映え”すること間違いなし。SNSで話題になるのも納得のビジュアルですが、実際に食べてみた感想はどうなのでしょうか？
まず感じるのは、価格の高さ。クロワッサンやフォカッチャなどのシンプルなパンでも1つ500円以上、サンド系やピザ系のアイテムは1,000円を超えるものもあります。コーヒーと一緒に頼むと、気づけば2,000円を超えてしまうこともあり、「これは気軽な軽食ではないな」と思わされます。
そして肝心の味ですが、「正直、そこまでではない」という声も多く聞かれます。もちろん、美味しいものもありますが、すべてが価格に見合っているかというと、やや疑問を感じるメニューもあるのが事実です。
見た目やブランド感に魅力を感じる人にとっては“特別なパン体験”になりますが、純粋に味やコスパを求める人にとっては「ちょっと割高な印象」で終わってしまうかもしれません。
行く前に知りたい！ロースタリーを楽しむためのコツと注意点
ロースタリーは、その特別感ゆえに期待値も高くなりがちです。しかし、事前に知っておくべきポイントを押さえておけば、「思ってたのと違う…」という落胆を避け、より満足度の高い体験ができます。
混雑を避けたいなら、平日の朝8〜9時台がベスト。注文方法や席の確保など、通常のスタバとは勝手が違うため、スタッフに遠慮なく聞くのも大切です。
そして何より、「観光スポット的な位置づけ」として軽やかに楽しむ心構えがポイント。過剰な期待はせず、建築・香り・空間の雰囲気を体験として楽しむ。そうすることで、“ロースタリーって実際どうなの？”という問いに、自分なりの納得感ある答えが見つかるはずです。
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