【栃木名物】たつ吉のとり重が大人気！うなぎのタレで焼く驚きの鶏肉弁当とは？アイキャッチ画像作成

「とり重って、ただの鶏の照り焼き弁当でしょ？」
そう思う方もいるかもしれません。
この記事では、栃木・群馬エリアで大人気のご当地グルメ「たつ吉のとり重」を実食レポート。もともと“うなぎ屋”だった老舗が、うなぎのタレを活かして鶏肉を焼くという発想から生まれた絶品弁当の味と魅力に迫ります！

たつ吉とは？うなぎ屋から始まった老舗の歴史

群馬県桐生市に本店を構える「たつ吉」は、もともと昭和初期に創業したうなぎ専門店でした。創業から90年以上が経過した今でも、その当時から受け継がれている“秘伝のタレ”が店の味の核を成しています。

かつては「うなぎの蒲焼」が看板メニューだったたつ吉ですが、時代の変化とともに大きな転機を迎えます。それが、うなぎの価格高騰と絶滅危惧種指定による仕入れ困難の時代。現社長が立ち上がり、うなぎの代替として“鶏肉”を使った「とり重弁当」を考案したのです。

この発想は単なるコストダウンではなく、“うなぎのタレを活かす”という逆転の発想から生まれました。以降、たつ吉はとり重専門の弁当屋として人気を博し、群馬・栃木を中心に広がっていきます。

とり重は、“うなぎの蒲焼のように焼いた鶏肉をごはんにのせた弁当”。ただし、その実力は想像以上です。うなぎ屋の技術とタレをそのまま継承しているからこそ、普通の鶏照りとはひと味もふた味も違います。

継ぎ足しの秘伝タレは甘辛く、網焼きした鶏肉と絡むことで奥行きのある味わいに。鶏肉も一枚ずつ手切りし、丁寧に焼き上げることで、皮目は香ばしく中はジューシーに仕上がります。

やや硬めに炊かれたご飯と絶妙にマッチし、弁当ながら専門店の丼のような完成度を実現しています。

実際に本店でとり重を購入し、フタを開けた瞬間に香ばしさに驚かされました。見た目のインパクトもさることながら、味わいも想像を超えてきます。

皮はパリッと、中はふんわりとした絶妙な火入れ。甘辛いタレが鶏肉にしっかり絡み、ご飯が止まりません。冷めても美味しいと評判なのもうなずけます。

全体的にボリュームがありながら重くないので、満足感と食後の軽さのバランスが絶妙です。

とり重は、もも肉とむね肉のどちらかを選べる仕様です。もも肉はジューシーでコクがあり、むね肉はプリプリでさっぱり。どちらも網焼きで香ばしさが加わるため、それぞれに違った魅力があります。

焼きは遠赤外線または炭火の高温で一気に仕上げ、表面をパリッと、中はふっくらジューシーに。そこに継ぎ足しの秘伝タレが絡み、他では味わえない深みのある味わいが完成するのです。

たつ吉のとり重は800円前後と、コスパの良さも光ります。奇数日・偶数日で鶏の部位が変わるキャンペーンも実施中です。

桐生市本店のほか、群馬・栃木エリアにいくつか店舗があり、テイクアウト専門店として営業。都内には常設店はないものの、物産展などでの出店情報はSNSでチェックできます。

SNSでは“映える弁当”としても人気。Instagramでは「こんな鶏初めて見た」という声も多数。グルメYouTuberやテレビでも紹介され、リピーターを生んでいます。

食べログやGoogleマップでも評価は上々。「冷めてもおいしい」「ももとむねで悩むのも楽しい」といった声が並びます。テレビ番組やメディア露出による知名度向上もあり、“全国区のご当地グルメ”と化しています。

たつ吉のとり重は、鶏肉好き・ご当地グルメ好き・SNSで話題を探す人、すべてに刺さる逸品です。

味はもちろんのこと、老舗の歴史や職人技、プレミア感など、あらゆる角度で満足させてくれる“ごちそう弁当”。次に栃木や群馬を訪れるなら、たつ吉のとり重をぜひ体験してみてください。