「幅5センチ超って、もはやうどんじゃなくて帯?」
そう思う方もいるかもしれません。
この記事では、埼玉県鴻巣市で話題のご当地グルメ「川幅うどん」について、その誕生秘話やおすすめの店舗、食べ方の楽しみ方まで詳しくご紹介します。
見た目のインパクトはもちろん、食感や風味もしっかり美味しい“日本一の幅広うどん”。
ちょっと変わったグルメを探しているあなたにぴったりの逸品です!
川幅うどんとは?鴻巣で生まれた“幅広グルメ”の正体
埼玉県鴻巣市で誕生した「川幅うどん」は、その名の通り、麺の幅がとにかく広いのが最大の特徴です。一般的なうどんの幅が5mm前後なのに対し、川幅うどんの麺幅は5cm以上。中には10cmを超えるものもあり、その迫力満点のビジュアルは、初見の人を圧倒するインパクトを放っています。
しかし、単に見た目がユニークというだけではありません。川幅うどんには、地域に根ざしたストーリーと、手間暇かけた“本格手打ちの味”が詰まっているのです。
発祥の地・鴻巣市は、荒川が市内を流れる自然豊かなエリア。この荒川は、鴻巣市の「御成橋(おなりばし)」付近での川幅が2,537mにも及び、“日本一の川幅”として知られています。この事実を地域の個性として活かそうと、2009年に地元有志が企画したのが「川幅グルメ」のはじまり。そのシンボルとして生まれたのが、この川幅うどんなのです。
なぜ川幅?誕生の背景と町おこしのストーリー
川幅うどんが誕生した背景には、鴻巣市が抱えていた“地域のアイデンティティの模索”という課題がありました。観光地としての強い印象を持たれていなかった鴻巣は、町の活性化を目指して「鴻巣らしさ」を活かした地域資源づくりに本腰を入れることになります。
注目されたのが、市内を流れる荒川。御成橋付近で2,537mという“日本一の川幅”を誇るこの川にちなんだグルメとして、2009年に「川幅うどん」が誕生しました。
市内の飲食店が協力し、各店が独自の川幅うどんを提供するスタイルに。2010年の埼玉B級ご当地グルメ王決定戦では準優勝に輝き、テレビや雑誌でも取り上げられるように。単なるアイデアメニューではなく、地域の“看板グルメ”として鴻巣市の名を全国に広げました。
鴻巣で川幅うどんを食べるならココ!おすすめ店3選
めん工房 久良一|川幅うどん発祥の名店
カレーとの相性が抜群な「川幅カレーうどん」が看板メニュー。幅広麺にカレーがとろりと絡み、見た目も味もインパクト大。初めての川幅うどん体験なら、まずここがおすすめ。
手打ちうどん 長木屋|老舗の本格手打ち麺
北海道産小麦使用の手打ち麺はモチモチの極み。定番の肉汁うどんが人気で、老舗ならではの落ち着いた雰囲気も魅力。観光とセットでじっくり楽しみたい人に。
道の駅やカフェメニューも充実
「こうのす花久の里」などの道の駅やカフェでは、ラザニア風・冷製・サラダ仕立てなどユニークなアレンジが多数。観光の合間に手軽に川幅うどんを楽しめるスポットとしても人気です。
見た目だけじゃない!川幅うどんの味と食感の魅力
川幅うどんはその見た目のインパクトが注目されがちですが、実際に食べてみると味の実力にも驚かされます。手打ちならではのもっちりした食感と、小麦の香りが口いっぱいに広がる満足感。厚みがあるのにのどごしは良く、つけ汁やカレーとの相性も抜群です。
冷やしや味噌煮込み、クリーム系など、アレンジの幅も広く、老若男女問わず楽しめるご当地グルメです。
鴻巣観光とセットで楽しむ!川幅うどんMAP活用術
市内の観光スポットやイベントと組み合わせて川幅うどんを楽しむのもおすすめ。特に人気なのが【川幅スタンプラリー】や【びっくりひな祭り】、【ポピーまつり】などの季節イベント。
川幅うどん提供店を回ってスタンプを集めるラリー形式は、まさに“鴻巣を歩くきっかけ”に。パンフレットは市役所や道の駅で配布されていますので、旅行前にチェックを。
まとめ:鴻巣で日本一のうどん体験をしよう
川幅うどんは、ただの珍しい食べ物ではありません。地域の人の想いが込められた「町の名刺」であり、鴻巣の風景の一部です。
日帰り旅行やグルメ旅にぴったりの川幅うどん、次のお休みにはぜひ鴻巣を訪れて、幅広の“記憶に残る一杯”を体験してみてください。
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