アンパンマンは、日本で育った多くの人にとって親しみ深いキャラクターです
しかし、アンパンマンの初期設定について知っている人は少ないかもしれません。
実は、初期のアンパンマンには、現在のイメージとは大きく異なる驚くべきエピソードがたくさんあります。
- アンパンマンの初期設定がなぜ怖いと言われるのか知りたい。
- 怖いシーンやキャラクターの画像を見たい。
- 初期のアンパンマンのストーリーや背景について詳しく知りたい。
これらについて気になったので調査しました。
アンパンマンの初期が怖い理由【十二の真珠の画像】
やなせたかし氏の十二の真珠を
— ウォーリー (@wally0323) December 8, 2018
10年以上前に図書館で借りて読んだことがあったんだけど、また読みたくてAmazonで復刻版を購入。Twitterでもたまに話題になってる元祖アンパンマンとチリンの鈴など十二の童話が収録されてます。私はバラの花とジョーと冒頭の詞が一番好き。 pic.twitter.com/E9negbtiu9
現在のアンパンマンは3頭身のデザインですが、初期の十二の真珠(絵本)のあんぱんまんは背が高く手足の長い中年おじさんの体型でした。
また、手の指がしっかりと描かれており、少しリアル感のある印象でした。
そのため、顔をちぎって他のキャラクターに与える様子がシュールに感じられた人もいるでしょう。
初期のアンパンマンの容姿:普通のおじさん【画像】
『昭和アニメ』(6)
— K's Dee(ケイズ・ディー)🎸歌うロボット工学者・SSWで空想大学『京都観光文化大学』配信 (@Ks_Dee_info) October 18, 2019
『初代アンパンマンはマントを着た中年男だった』
アンパンマン、1969年
アンパンマンは1969年の「十二の真珠」なる短編集に収録された一編が原型。空を飛ぶ特殊能力だけを身につけた身なりの汚い中年男。正義の心は人一倍。独裁国家や紛争地域に飛んで行ってはアンパンを配る。 pic.twitter.com/5lQxGvRMQs
初期のアンパンマンは、現在の可愛らしいキャラクターとはまったく異なる容姿をしていました。
アンパンマンは頭がパンでできたヒーローではなく、ただの中年のおじさんだったのです。
そしておじさんのアンパンマンは空腹の人々にパンを配るために空を飛び回る善良な人物でしたが、その見た目は子供向けのヒーローとはかけ離れていました。
その容姿は小太りの中年男性で、茶色い服とマントを身に着けており、現在のアンパンマンのイメージからは想像もつかないような姿でした。
最終回ではアンパンマンが死んでしまう
#今日のゲーム知識:「アンパンマン」は元々人間の顔をしていた。
— Y's(ワイズ) (@YS51577346) September 11, 2021
『十二の真珠』という短編集に載っており、「お腹を空かせた子どもたちにアンパンを配るおじさんだった」とやなせたかし氏は語る。
ラストは敵機と間違えられて軍隊に砲撃されるという衝撃的過ぎる展開。https://t.co/3uGmDhTJE5 pic.twitter.com/W1sv45YAoC
初期のアンパンマンのストーリーには、戦争や自己犠牲といった重いテーマが描かれていました。
特に衝撃的なのは、アンパンマンが命を落とすという悲劇的なエンディングです。
彼は戦時中に飢えに苦しむ人々にパンを届ける使命を持っていましたが、飛んでいる姿が敵の飛行機と間違えられ、撃墜されてしまいます。
なんと、人間に撃墜されると言うあまりにも悲惨な形で終わってしまったのです。
このエンディングは、戦争の無常さと正義の難しさを強く訴えかけるというやなせたかしさんの意図があったのでしょう。
アンパンマン初期の衝撃的なエピソード
やなせたかし、十二の真珠、とどいたよ。元祖、アンパンマンはおじさんだったんだね。かなしい子どもの友だちだ! pic.twitter.com/6UrsDQWO3I
— hanano (@hanano9) November 1, 2013
現在のアンパンマンは清潔なイメージですが、あんぱんまんはマントがツギハギだらけで、裾もボロボロでした。
「ヒーローなのに清潔感がない…」と感じた人もいますが、これは「ヒーローも戦えば傷つく」という作者の思いが込められています。
顔を失っても首から声が出る
初期のアンパンマン、顔全部食べさせてる pic.twitter.com/L18kJJtKTc
— カルマ特別委員会 (@_sunekosuri_) December 14, 2019
初期のアンパンマンの絵本には、非常に怖いエピソードが含まれています。
その一つが、アンパンマンが自分の顔をちぎって飢えた人々に与えるシーンです。
現在のアンパンマンは顔の端をちぎって他のキャラクターに与えることがありますが、あんぱんまんでは顔の半分ほどを与えることがありました。
頭を丸ごとあげることもありましたが、頭がなくなっても平気で飛んで帰り、首周辺から声を出すことも可能でした。
これは優しさの象徴でありながら、顔を失ってしまう姿は子供たちにとって恐怖の対象にもなり得ます。
「十二の真珠」に収録されているこのエピソードでは、顔が完全に無くなった状態でも空腹の人々を助けるために飛び続けるアンパンマンの姿が描かれています。
チーズはバイキンマンのスパイ
10月3日 #アンパンマンの日
— カレー坊主 (@curry_boz) October 2, 2020
■チーズはアンパンマンの敵だった
アンパンマンは犬が苦手。それを知ったばいきんマンが送り込んだ刺客が「チーズ」でした。しかし、割と簡単にバタコさんに服従しました。今では二足歩行で車も潜水艦も運転できるアンパンマンの相棒犬です。 pic.twitter.com/wGGIidi7fc
チーズはかわいらしいユニークな犬で、言葉を話さず機械操作もこなします。
しかし、最初はバイキンマンによって送り込まれたスパイだという話はあまり知られていません。
事実、チーズはバイキンマンが跨り、バイキンマンの手先として物語に初めて登場します。
アンパンマンが犬に弱いという事実を利用し、バイキンマンはチーズを送り込んでアンパンマンの弱点を攻める計画を立てます。
しかし、この計画はチーズがバタコさんに心を開いて従順に懐いてしまい、失敗に終わります。
結局、チーズはパン工場に定住することになるのです。
初期設定の影響と現在のアンパンマン
現在のアンパンマンは清潔なイメージですが、あんぱんまんはマントがツギハギだらけで、裾もボロボロでした。
「ヒーローなのに清潔感がない…」と感じた人もいますが、これは「ヒーローも戦えば傷つく」という作者の思いが込められています。
戦争体験を反映したメッセージ
初期アンパンマンは戦争などで貧しい国の子供に
— さ こ っ ち ゃ ん (@L502s_zc33s) September 20, 2018
焼きたてあんぱんを持っていくおじさんでした。
最終回は国境を越えようとしたところ
爆撃されて無くなります。なんと悲しい。😭 pic.twitter.com/ri6HKZlQYZ
初期のアンパンマンの設定は、やなせたかしさんの戦争体験を反映しています。
戦争や飢餓といった社会問題を背景に描かれており、自己犠牲を重視したストーリーが展開されています。
やなせたかしさんは、自身が体験した戦争の教訓を物語に反映させることで、読者に深いメッセージを伝えたかったのです。
この初期設定は、現在のアンパンマンにも受け継がれ、自己犠牲の精神や困っている人を助けるというテーマが一貫して描かれています。
1973年にアンパンマンの顔が再設定された
その後1973年に絵本化されたことで、アンパンマンのキャラクターは大きく変わりました。
顔がパンでできたヒーローとして再設計され、現在の可愛らしいキャラクター像が誕生しました。
与えるパンも、顔の端を少しちぎるだけの形になり、子供たちに親しまれるキャラクターとなりました。
しかし、初期のシリアスなテーマや設定は、現在のアンパンマンのストーリーにも影響を与え続けています。
まとめ
今回の記事では、アンパンマンの初期設定やストーリーの怖さについて詳しく解説しました。以下に要点をまとめます。
- 初期のアンパンマンの容姿は、中年のおじさんだった。
- ストーリーには戦争や自己犠牲といった重いテーマが描かれていた。
- 絵本には、顔をちぎって与えるシーンや戦時中のリアルな描写が含まれていた。
- 現在のアンパンマンにも、自己犠牲や困っている人を助けるテーマが受け継がれている。
初期のアンパンマンの設定やエピソードは、現在の明るいイメージとは大きく異なっていることに驚きますね。
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